娘7歳の七五三のお祝いをやることにしたとき、親として様々な準備イメージが広がりました。最近は、ショッピングモールに入っている写真屋さんで、レンタル衣装と撮影をお願いするパターンも増えています。忙しいママパパにとっては手軽で助かります。
我が家ではどうしようかと悩みました。重要視したいのは、「尾久八幡神社への参拝」と「おじいちゃんおばあちゃんを交えての会食」。会食については、娘のリクエストで蕎麦!この二点を中心に計画をすることになりました。着物については、夫の姉が着たという、30年以上前の代物が実家から出てきまして、それを借りて着させることになりました。
流れとしては、
- ヘアセットと着付け
- 神社で参拝
- 家族で写真撮影
- 家族で会食
以上となります。
さてここからが問題です。誰が着付けをするのか?髪型はどうするのか。
実は、YouTubeで着付けの方法を見つけ、試してみました。もちろん無謀な試みでした。髪は、ウィッグも入手しやすくなりましたのでどうにかなりましたが、7歳の着付けはえ大変な作業でした。どこか、着付けをしてくれるところを見つけなければ。
「着付け」=「美容院」のイメージはすぐに浮かびました。しかし、田舎から東京に出てきて、荒川区に住み着いた私には、まったく心当たりがありません。すぐに、脳内のアドレス帳を検索し、ママ友に助けを求めました。
そこで紹介いただいたのが、西尾久にある「SALON de 久」さんです。「着付けもヘアセットも上手よ」とのお墨付き。外観も、最近できたというよりは、昔からある風の趣があります。予約を取りお伺いした日も、朝からご近所のおばあちゃまがヘアセットに来ていました。
誰もが気軽に利用し、地元で愛される美容院。そのような雰囲気の中で、はじめての来店で日本髪を結ってもらう娘も、緊張なく椅子に腰掛け身を委ねていました。
そうなのです。今はやりのウィッグで洋風セットではなく、きちんと日本髪を結っていただくことにしました。それができると聞いてお願いしたのは言うまでもありません。
だんだん出来上がっていきます。着付けもしていただき、正味2時間。出来上がりました。
次は、神社への参拝です。ここまではある意味準備(母親にとってはメインと言っても過言ではありませんでしたが)。
田舎から呼ばれたおじいちゃんおばあちゃんにとっては、これからが七五三のメインです。お参りはもちろん、近くの尾久八幡神社に行きました。
慣れ親しんでいる神社ですが、都電側にある鳥居から一礼して入ります。右手にある「手水舎(てみずや)」で手を清め、口をすすいでから社殿に進みます。
おさい銭をあげ、鈴を鳴らしました。二回礼をし二回手を打ち、手をあわせ、ここまで無事成長したことを感謝し、これからの将来の幸福と長寿をお祈りしました。そして最後に一礼。「二礼、二拍手、一礼」ですね。
まだ色付く前のイチョウの木が、青空に映えてきれいでした。
この時期、都電沿いにはバラが咲き出していました。
沿線に植えられている約140種13,000株のバラの見頃は、秋は10月中旬から11月上旬と、まさに七五三の時期なのです。
せっかく荒川区に住んでいるので、都電やバラとの撮影も楽しんでみました。あまり上手に撮れませんでしたが(笑)。
思い出に残る七五三は、荒川区の地元感満載で終了しました。
会食は小台通りにある、娘お気に入りの蕎麦屋さんに行きました。お店の方もその場にいたお客さんも、みなさんお祝いしてくださいました。
準備の段階では、着付けに必要な小物が足りずに、和装屋さんにも行きました。こんなお店があったんだねと、昔からあるらしいけど立ち寄る機会がなかった商店街のお店に、お世話になる機会にもなりました。
荒川区のたくさんの方々のお世話になり、無事七五三を終了することができたため、この地域で子どもを育てているんだなと実感を持った1日になりました。
みなさんありがとうございました。
<お店情報>
- 店名:SALON de 久(サロン・ド・キュー)
- 住所:荒川区西尾久3-23-9
- 電話:03-3893-6967
- 営業日:月〜金(10:00〜19:00)、土日祝(9:00〜19:00)
- 定休日:火曜日
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