一般公開
荒川区では、全国に先駆けてタブレット端末が小中学校に導入されることが決まり、第三峡田小学校、第二日暮里小学校、尾久小学校、諏訪台中学校の4校でパイロット展開が開始されました。
荒川区HPより
http://www.city.arakawa.tokyo.jp/kusei/koho/hodohappyo/20130902.html
日経BPでの報道
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20131010/1107923/?P=1
電子黒板の導入など、ITを活用した教育インフラの導入に非常に積極的な荒川区ですが、今回の動きについて、どのように思われますか?
読者の方で議論したいと思います。
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yoshinori
やり方次第かなーという気がします。
基本的には、21世紀の教育と20世紀の教育はやっぱり違うものになるのではないかと思います。なので、トライしてみるということ自体は悪くないと思います。
ただ、一方で、試行的にトライしてみるという段階かと思いますが、指摘されているように大きなお金が使われるということもありますし、これまでのパソコン教育などはどこまで上手くいっているのでしょうか?という気もします。
過去の教訓や他国の事例、現場の声などをしっかり踏まえたり、ただ導入してみました、で終わらないようにしないといけないと思います。ひょっとしたら、カリキュラムや根本的な教育方針にも関係するかも知れません。今の大学受験、高校受験などが命題となっている学校教育の中で、末端のツールをタブレットに変えることでどういう意義があるのか。
shogo_nakazato
佐賀のタブレット導入に伴う混乱についての続報が上がっていました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1405/12/news147.html
ITが分からない政治家が開発会社に踊らされた挙句に、学校の先生たちの余計な負担が増えるばかりの教育現場。
どうしてもIT教育をしたいのなら、ネットサービスの専門家に任せたほうが良い気がします。開発会社は開発するのが仕事だから言いなりに余計なものばかり開発し、アフターフォローも多いほど仕事になりますから本質的に無駄だとわかっていても無視することも多くあります。
その点、ネットサービス屋は労働の増加はコストの増加にしかならないので、逆の発想ができると思います。
shogo_nakazato
佐賀の高校でこういう問題がおきていました。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2673484.article.html
問題が起きた事自体は仕方がないと思いますが、タブレットのフル活用の上ではカスタム開発された専用アプリを使うことが想定されていることは容易に想像されますので、このケースのように、何ごとにつけ業者をかまさなければ学校自体では解決できないことが常態化すると思います。
子どもの創意工夫の前に、教師の創意工夫の余地がほとんど発揮できないようでは、教育も何も無いのではと思います。
sayakatake
ものを調べるために必要なリテラシー(ITリテラシーだけでなく、丸写ししない、ソースを確認するなどクラシックな手法も)が絶対必要なんですけど、日本の教育からはそれがすっぽり抜けているので、そこが心配です。
seijiro_t
用途によって賛成であり反対でもあります。
時代に合わせて義務教育を変化させていくのは当然だと思いますが、様々な功罪が混在しがちです。一口に「タブレット端末の導入」といっても、それを何に使うのでしょうかね。
【反対の側面】
・紙の教科書を廃止してタブレットに置き換えようという狙いには反対です。過去にインターネットで検索した情報が強く記憶に残っているでしょうか。小中学生の時代に、(落書きも含め)モノとして触れてきた教材の記憶定着は確かなものがあると思います。そろばん等の具体物が能力開発に効用を発揮する理屈と同じと考えます。その点でタブレットでデジタルデータを表示させる方式の教科書(アプリ?)には頼りなさを感じます。
【賛成の側面】
・「タブレットの使い方」を教育することは賛成です。(といっても元々使い易くできているので、教育する必要自体があまりない)同時に、卒業までにはPCのブラインドタッチくらいは出来るように訓練して欲しいです。
・また、「インターネット自体の仕組みと使い方」を教育する方が、より必須と考えます。情報の宝庫でもあり情報の掃き溜めでもあるインターネットとの“現実的なつきあい方”、およびメールやブログ、SNSの使い方や社会的影響力などについても、大人になる前に充分理解させる必要があると思います。
・googleやyahooを使って必要な情報に辿り着くための訓練と、辿り着いた情報の真偽も含め、その情報の扱い方など。
・図画工作の授業でWindowsのペイントやAdobeのIllustratorなどを教えるのはとてもためになると思います。
・基礎的なプログラミングやHTMLコーディングなども基本概念とかんたんな実践程度の授業はこれから必要になってくると思います。
といった感じでしょうか。
daisuke0000
Windows2000あたりが動く中古ノートでも与えとけば、
コスト安くてIT教育できるんじゃないの?って思ってしまう
基本一緒だし。
調子悪くなったの、どうやったらなおせるかとかやってくとスキル上がるしねw
3DSやら、タッチパネル使うものにありがちなお勉強ソフトやるぐらいのためなら、コストパフォーマンス悪すぎだと思います。
タブレットだと、ペンタブ仕様のように絵が書ける!って
僕なら、紙とペン渡しますw
デジタル化したいなら、学校で一台スキャナ買えば、それで済むし
お金が無限にあるなら、タブレットやら、
最新機器常に買ってとかいいと思います。
3Dプリンターとかもあると、きっと便利だしー。
音楽系の機材シンセとか、カオスパッドとかあるのもいいなぁ
情操教育に、音楽鑑賞会させよう、キャンプ生活させようetc
どこに重点を置くべきかだと思います
とりあえず、僕はタブレット派ではないかなぁ
KODAMA-MASAKAZU
私は学力向上という結果を求めるのではなく、子供の頃からIT機器に触れて、当たり前のように使えるようになることに期待をしています。これからはもっとITが社会的にも活用されていくことでしょうし、大人になって四苦八苦、IT機器に触れたり、仕組みについて勉強するよりは、子供の頃から当たり前のように触って、仕組みを理解していくことが大事なのではないかと思います。学力向上はその副次的効果で良いのではないかとも思っています。
学校で辞書の引き方を学ぶのも良いのですが、タブレットを持って、場所を選ばずどこでも疑問に思ったことを、その場で検索解決することを学ぶことも現代にあった使い方だと思います。情報収集手段を身につけさせて欲しいと思いますね
shimoda_kazuaki
IT教育に貧富の差があってはならないと思います。
義務教育の現場でしっかりとしたIT教育を施してほしいと思います。
タブレットは道具です。そして社会は、この投稿にも言えることですが、ITなくしては考えられないし、これからますます重要度を増すでしょう。
小学校に入った時にいろいろな道具を与えられました。数えることを覚えさせる道具。文字を覚えさせる道具。絵を描くことを覚える道具。音楽を覚えさせる道具、と様々な道具を使って育ってきました。
そして、民間業者は様々な形で初等教育に参入してくるでしょう。義務教育を担う先生方に必要なのは、教材(アプリ)を選ぶしっかりとした力量でしょう。また、民間業者に対して「こういうものがほしい」と言える発注能力でしょう。
必要なものだったからITはここまで伸びてきたし、これからも必要なものとして発展してくと思っています。
shogo_nakazato
荒川区が機器調達および環境構築・運用の提案募集を開始しています。
5年間の運用と機器調達で予算は37億5500万円です。
http://www.rbbtoday.com/article/2013/12/25/115337.html
区内30校、合計約11000人の生徒が配布の対象となります。
1年間あたりの予算は約7億5000万円ですから、
生徒一人あたり年間約68000円の税が投入されることになります。
このタブレットを使ってどのような教育を展開するのかについての具体的プランがわかる文献をご存知の方がいればぜひ教えてください。
takeshi_v
どのような展望で、どのような議論がなされて決定に至ったのか、その内容に興味があります...
shogo_nakazatoさんと同じ感想ではありますが、ただ子供達が授業にかかわらないとこでもある程度自由にタブレットを使えるのであれば 大胆な意見ではありますが、発想力や工夫、柔軟な思考を助長させてあげる事には役に立つとは思いますが... もちろんネットへのアクセスの制限は必要ですが。
ここ数年、行政は学力向上に力を入れ結果を出しているようですが、越境による区外校へ通われるお子さんも多いようで 子供引きとめ確保の為にIT活用の積極的導入が現場にそぐわないパホーマンス的要因であってはならないと思っております。
tuiteru
なんで関数電卓が良くて
タブレットが学校指定だと何か言われるのは
よくわらいないです。
shogo_nakazato
塾や難関校がITを使わなくても学力を維持できているように、学力の向上とITの間には何ら関係性が無いように思われます。
タブレットを授業に取り入れることが課題になると、まず先生たちがアプリの利用方法を習熟し、活用方法を考案するのに大きな時間を割かなければいけないことが想定されます。更に、アプリを自分たちで開発する能力は先生たちには無いので、授業の内容が、アプリで出来る範囲のことに縛られ、授業内容の進化を妨げることが想定されます。
そして、現場が習熟したころには端末もアプリも陳腐化し、再投資が必要になっていることが容易に想定されます。
いま、学校の仕事は余計な仕事がどんどん増えているように見えます。
先生たち自身の創造性と準備時間を国語算数社会理科の基礎科目に集中できる環境を用意することが大事で、先生たち自身がITを使ってそのノウハウを共有して高めあっていければ更に良いと思います。
また、タブレットなどをつかって授業風景を録画し、不登校児の家庭などに配信してあげたり、先生がリモート授業をやってあげれば、きっと、学校に来れないような子どもは喜ぶでしょう。そういう使い方なら大変意味があるのではと思います。
shogo_nakazato
平成25年度にパイロット導入のためにあてられた予算は4校で約5043万円でした。
http://www.city.arakawa.tokyo.jp/kusei/zaisei/yosan/h250206yosan.files/h25_shuyoujigyou.pdf
最終的には生徒1人1人に合計1万台以上が配布される予定となっています。
荒川区が重点的に取り組む分野の1つである「子育て教育都市」関連の予算の中で、「教育用コンピュータ/ネットワークの整備」には、4億5600万円があてられており、これは、学校関連施策予算14億7663万円のうち、30.9%を占める最大の予算となっているようです。
http://www.city.arakawa.tokyo.jp/kusei/zaisei/yosan/h250206yosan.files/h25_gaiyou.pdf
(数字に間違いがあればご指摘おねがいします)