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2013年10月号 vol.2

やらされる運動では意味がない:高橋貴則のスポーツ論

2013年10月21日 03:25 by jstclub-takahashi

 JST.club(ジュニアスポーツトレーナーズクラブ)代表の高橋貴則です(記者プロフィール)。

 前回の記事では、運動は「脳」を使うことにもつながるということを書かせていただきました。今回の記事は、「やらされる運動では意味がない」ということについて書きたいと思います。

 

 子どもを持つ親御さんの中には、「運動は身体を動かすことだから、子どものうちは何でもやらせておくほうがいいのよ」、と思われている方もいるようです。

 実際、様々な動きを身につけるために、何でもやっておいた方がいいのはあながち間違いではありません。なぜなら、12歳までに、運動神経の8割が決まってしまうからです。

 次に、子どもの気持ちについて考えてみましょう。

 子どもに運動をさせるため、スポーツクラブに通わせるとします。その子どもが、「お父さんがやれと言ってるから」とか、「本当はやりたいスポーツがあるのに」、などという気持ちでスポーツに取り組んでいるとしたら、そのスポーツクラブでの習い事に効果はあるのでしょうか?結論から言うと効果はとても薄いです。この気持ちで取り組んでも、身体を動かしたというだけであって、「身についた」状態につなげるのは難しいことが多いです。

 なぜなら、人間の動きは「脳」から指示を出して「神経」を通じて「筋肉」を動かすように出来ていますが、嫌々身体を動かした場合、「脳」に動きが記憶されないのです。「やらされている運動」の場合、往々にして、筋肉を使ったことによる疲労だけが残りがちです。

 では、どうすれば脳が体の動かし方を記憶するようになるのかと言うと、「子どもが楽しんでスポーツをする」ようにすることが大切です。

 子どもたちの『楽しい』という気持ちが何が原因で生じるかは子ども達それぞれによって違いますが、「友達と一緒だから」、「コーチに褒められるから」、「新しいスキルを身につけた」、「相手に勝った」など、理由は何でもいいのです。

 ですから、親御さんは子どもがスポーツをした日には、「今日の練習は楽しかった?」と聞いてあげてみてください。そして「何が楽しかったの?」と聞いてみましょう。子どもたちはすぐに話したがります。それをうなづいて聞いてあげればきっと子どもは次も頑張ろうとするでしょう。それが、親にしか出来ない一番の上達のさせ方だと、私は思います。

 

 前回と今回で、運動の概論についてお話させていただきました。

 次回からは、荒川の子ども達をとりまくスポーツ環境や、スポーツクラブについての情報をお届けしたいと思います。お楽しみに!

 

「JST.club」について  

 現在、JST.club(ジュニアスポーツトレーナーズクラブ)では、荒川区周辺地域の子どもたちやその親御さんが、運動を考えるきっかけになるよう、以下のような、様々な活動やセミナーを実施しています。

  • 子どものための運動スキル開花塾(尾久の原・汐入エリア)
  • 学校では教えてくれない走り方講座(荒川区・出張)
  • わくわくキッズスポーツスクール(赤羽)
  • 親御さん・指導者向けセミナー:子どもの夢を叶える!!親の5つの心得

 活動予定についてはFacebookページでも発信していますので、ぜひご活用ください。

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