「シタコワ」での会合の様子
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「自分はいったい何がしたいのだろう・・・」
やきもきした気持ちでいた頃、身近な地元の経営者の方々が飲む場に参加することにした。
生まれた時から面倒をみてもらっているので私のことはよく知っている方々。 なので私も知っている。
「素直に自分の今考えていることを言ったら、色々言われるだろうな。でも嘘ついても前に進めないから話そう」ということで、素直に話した。会社を辞めたこと、コワーキングスペースなるものを始めること。反応は予想通り。
「お前会社を辞めたのか!?」
「コワーキングスペースってなんじゃそりゃ、わけわからん!」
容赦なく厳しい言葉。私の考えの甘さを指摘する。
脳みそを揺さぶられ、早速私の精神はKO状態。
それでも、厳しい言葉を実際に面と向かって言われていると、自分の頭は次に返す言葉を必死に探そうとするためか、自分の考えの深いところを刺激することができる。なんとか頑張って自分なりの言葉を返して、理解してもらえる部分を見つけられないか。
「コワーキング、なんだそりゃ。現代の喫茶店か?」
「お前は何がしたいんだ?」
「IT?、ITは人の雇用を奪うから嫌いだ!」
「汗水たらして働くのが基本だろ!」
「おれの若い頃の冷蔵庫は、電気ではなく氷で冷やしてた」 ・ ・ ・ 頑張るのをやめた。
だが、そのとき飲んでいたお店が南千住7丁目の「もん鉄」だった。
そこのオーナーがコワーキングスペースを知っており、「いいね!」と言ってくれた。KO状態の私をフォローし、地元・経営者にコワーキングスペースについて説明をしてくれた。
この日、経営者の方々がコワーキングスペースについて理解をしてくれた感じはまったくなかったが、理解してくれる「もん鉄」オーナーのだいすけさんと出会った。
自分がこれからやろうとしていることに絶望と希望と両方を感じたが、ただ、地元の人の本音を知ることは、良いことか悪いことかは関係なく、何かを始める時に前に進むために必要なことだと学んだ。
そしてその後、「もん鉄」をきっかけに人とつながり、アイディアが生まれ、シタコワでやる活動にもつながることになっていく。
次回は、そのあたりをお話したいと思います。
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