(旧)荒川102 - 随時新サイトへ移行しております。新しいサイトURLは http://arakawa102.com/ です。

2014年02月号 vol.6

荒川の職人さん:1人目「富士製額 栗原大地さん」

2017年01月28日 21:59 by rumi_yoshizawa
2017年01月28日 21:59 by rumi_yoshizawa

底冷えする2月の土曜の朝、薄暗い事務所の奥から青年が顔を出した。「どうも栗原です、今日はよろしくお願いします」職人と聞いて想像していたのとは裏腹に、ごく普通の今どきらしい青年だった。

天井の高い工房は2階建て。材木店の倉庫のように長い木材が何百本も立てかけられている。まずは工房を案内してくれた。

工房

富士製額の特長は木地から額を仕立てるところにある。一般の工房にない広い倉庫には、得意先のオーダーにも柔軟に対応できるだけの木地が揃っている。鉋をかけ、枠状に組み上げてから装飾する「本縁」ができることは伝統工芸にこだわるこの工房の強みでもある。

府中出身の26歳。教師の家庭に生まれ育ったが、自身はものづくりの世界に進んだ。「服飾の専門学校に行きたかったんですけど、大学には行っとけと言われて」。四年制大学を卒業後、趣味のギャラリー通いが高じて製額の世界に入った。「古典よりも近代美術が好きで、小さな画廊によく足を運んでいたんです。アーティストや画廊って額にこだわりがある人が多いので、額には昔から興味がありました」

この記事は新サイトに移行しました。


関連記事

世界で唯一、自分だけのバイオリン作ってみる?:バイオリン製作かわむら工房(西日暮里)

2016年04月号 vol.29

(移行済み)荒川の職人さん:6人目「畠山七宝製作所 畠山弘さん」

2014年12月号 vol.14

(移行済み)荒川の職人さん:5人目「手描き友禅 笠原以津子さん」

2014年11月号 vol.13

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。