荒川ならお店がやれる…かも
病気で身体が不自由になるという思いがけないことから荒川区民になった私ですが、実は自宅で飜訳をしてきた兼業主婦でもあります。
左手が使えなくなって、主婦役はほぼ返上することになったのですが、仕事の方は徐々に復帰してきました。50代で子育てが終わって周囲を見ると自宅を改装してお店を始めましたという友人もちらほら。考えてみると、私もずっと仕事場があればいいなと思ってたんだった。やりたいことはやってしまおうと決めた病後。この夢も実現出来るかなあとぽつぽつ調べはじめました。
ARAKAWA102で記者仲間だった鈴木さんにシタコワ開店までの費用を聞いたり、クラフト作っている娘にあちこちのギャラリーカフェの様子を聞いたり、借りられる手頃な物件があるか探したり。
そうしているうちに、他の場所はわからないけど、荒川ならできるかも知れないと思うようになってきました。
一般に貸店舗は飲食店が多いのですが、大家さんの意向で飲食不可が条件になっているところもあって賃料は安めです。荒川には昔は個人商店だったらしい小さめの貸店舗も多くあって、私でも手が届きそうな物件がある。ちょこちょこチェックしていくうちにこんなところを借りてこんな風にとのイメージが出来て、自分でもやれるかも知れないという気がしてきました。さらに自宅で仕事をするうちに英語レッスンなど南千住の自宅ではうまくできないこともはっきりしてきて、それが出来る場所はどこだ?と考えるようになりました。
理想の場所は日暮里だ!
しょっちゅう物件を探しているうちに、切り絵でのクラフト作家活動に本格的に取り組むことになった娘が、いっしょにやろうか?と言ってくれて、彼女の意見も聞いて場所を日暮里にしぼりこみはじめました。
日暮里駅は山手線の駅だし、谷根千でのアート系イベントに参加するために使ったことがある人も多い駅です。荒川ってどこ?と言う人も日暮里なら来てくれる。新宿、池袋がターミナル駅の人も日暮里ぐらいまでなら足を伸ばしてくれる。谷中千駄木側は元地元で馴染みもあるんですが、ウィーン君は細い坂道が苦手。飲食ではないので、駅前の居酒屋が多い地域はちょっと違う。探しているうちに好条件の物件をタッチの差で逃がしたりもしました。思い切らないとはじめられないと焦ってきたうちに、繊維街の中の一階のお店がおいでおいでをしているように思えてきました。もっと良い物件があるのではないかと迷っていた場所です。
たまたま資金繰りのめどもついて、とにかく見に行こうと出かけた日は前も見えないくらいの集中豪雨。その中でも意外と明るくて居心地の良い感じに心が決まりました。若干駅から歩くけど、繊維街の有名なお店を見ながら来てもらえば、楽しく来てもらえそう。
ちょっとだけDIY
物件は壁紙も新しくなっていて、床もぼろではなくて、これでも良いかと思ったのですが、今は敷くだけのフローリング床材があるということで、ホームセンターにでかけて、フローリング化にチャレンジしてみることにしました。さあ、どうなるかなあと続きをお楽しみに。
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