クイリングで作成したバレンタインカード
おっと!予約が入らない
お店を開いたけど、お客さんが来ないというのは、起業によくある話ですが、空とぶアルマジロ商店の場合、出だしのワークショップが比較的うまくいったために、ちょっと楽観してました。(これもよくある話かも知れません)
英語については、レッスンに来てくださる方が少しずつですが増えてきていましたが、自習や作業用に使ってくださる方はなかなか現れず、でもワークショップ企画にお客さんが来てくれればなんとかなっていくだろうと思っていただけに、1月のワークショップの予約がなかなか入らないままに当日近くになったときには、相当焦ってしまいました。
クラフト部の真白は、そんなに焦らずにもっと長い目で見ながらやっていこうよと言うのですが、英語部の私は、PRの仕方が足りなかっただろうか?料金が高すぎただろうか?と悶々。結局友人が一人来てくれることになり、お願いした消しゴムスタンプ作家の黒鷹さんと、クラフト部、英語部、参加者の4人で手縫いカードケース作りスタートしました。
やっぱり楽しい。これがしたかったはず
ワークショップが始まってみれば、わいわい言いながら物を作るって楽しい。できあがったときにどこにもようが来るかを考えながら、スタンプを選んで、布用インクで押していくともうそれだけで盛り上がってきました。
「押すだけで楽しいねえ」
「押すだけのワークショップもいいよね。押すだけなら子どももできるし」
と、そんな話をしつつ、手縫いの行程に。不揃いなら不揃いも、味がありますよなどとクラフト部真白講師のアドバイスがあり、それぞれ自分だけのカードケースができてくるとこれも嬉しい。「あ、そうだった、こんな風に荒川区で楽しいことをやりたいと思っていたのだ」と「初心」を思い出したりもしました。もっとじっくりゆっくり、自分たちが楽しいことをやっていけばいいのだと、ざわついていた心が落ち着いたのでした。
出会いが人を連れてくる
その後、2月7日日曜日、空マジに次々とお客さんがやってきました。ロシア人女性リリアさんが自分が主催するトウキョウココロクラフトの「クィリングでバレンタインカードを作ろう」というワークショップの会場として空マジを使ってくれたのです。
クイリングは細長い紙をくるくると丸めてパーツを作り、それを組み合わせて形を作っていくペーパークラフト。ココロクラフトは英語のオフ会中心のSNSであるミートアップで参加を募っているグループなので、使用言語は英語です。
この日の参加者は日本語もわかる人が大半だったので、二つの言葉がシームレスに飛び交うバイリンガルな集まりになりました。使っている言葉がなんであれ、集まってクラフトをするのは楽しい。
リリアさんとも空マジのワークショップで出会ったので、こうやってだんだん来てくださる方が増えたら、それで良いのかも。
何年かあとに、荒川区日暮里に空とぶアルマジロ商店という面白い場所があるとなったらそれでいいんだ。それまで活動を続けていこう。ささやかながら、そんな決意をしました。
<PR:イベントのお知らせ>
3月7日12:00-3:00にココロクラフトのスィートブーケを作ろう、3月15日には空マジ主催の「ネコ柄の豆本講座」があります。豆本講座の12時からの回は日本語枠、3時半からの回は英語枠(英語でクラフト)になっています。どちらもお問い合わせは空とぶアルマジロ商店まで。
また、月曜日、金曜日に大人向け英語レッスンをやっています。
電話:03-6317-3926
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