「プ〜〜ン」「ピシャリ!」
今年もまた、蚊が耳障りな羽音を奏でる季節とあいなりました。こればっかりは誰も"夏の風物詩"とは思いませんよね^^;
日ごろ、多少の動物愛護精神は持ちあわせていると自負している私ですが、そんな慈悲深い私がこの世で絶滅してもらいたい生物No.1、それが「蚊」です。枕元で騒がれた日には、確実な一撃を加え、天誅を与えられたその死体を見るまで、決して放置することはありません。ただし、目を皿のようにしてやつらを追い続けた結果、夜中にフラフラになるのはこちらのほうですが。。
そんな、「絶滅期待種」である蚊を、区内でせっせと培養している仕組みがあります。それが「防火バケツ」です。
自宅あるいはご近所の軒先に、水を張った赤いバケツが設置されていませんか?
ちょっと目を凝らして覗いてみてください。蚊の母親は、愛する我が子たちに適した水たまりを見逃しません。しばらく放置された水の中を、大量のボウフラがスイスイ、、と気持ちよさそうに泳いでいるのが目視できるはずです。蚊を天敵とする私からすればそれはまことにオゾマシイ光景であります。。
何万年もの歴史の中で蚊に悩まされ続けてきた人間が、わざわざ軒先で蚊を培養している。こんな矛盾があっていいのでしょうか?またはこれは蚊取り線香を売りたい殺虫剤メーカーの陰謀でしょうか(笑)。
実は荒川区では、平成23年から、防火対策の一貫として防火バケツが各家庭に配布されました。
赤いバケツが置いてあるのが急に目につくようになったのはそのためです。
比較的古い木造アパートなどが多く、不燃対策に力を入れている荒川区としてはわかりやすい草の根防火施策の一つだと思いますが、蚊を培養することになるとは思ってもいなかったのでしょう。ホームページにも「水の取り替え」に関する注意喚起が掲載されています。
(荒川区からのお知らせ)防火用バケツ(赤いバケツ)の水のこまめな取り替えをお願いいたします
正直、防災課が防火に必要だと言っている以上、水を張っておかないわけにもいきません(本当に効果があるのか、年中小さなバケツに水を張っておく必要があるのかどうかは防災課にもちゃんと検証していただきたいですが)。
というわけで、バケツの水はこまめに替えましょうね!
ただ、水をこまめに取り替えるといってもなかなかの労働ですし、普段からわれわれ区民は蚊を監視するために生きているのではないので、限界があります。
そもそも、役所が配ったバケツのために何十リットルもの水の水道代を負担するのもおかしな話しです。そこで、バケツに「フタ」をしてはどうかと思います。ただ、、バケツを配布したのは区役所なので、ぜひ、バケツだけでなくフタも配布していただきたいものです。この壮絶な人類と蚊の長年の戦争に勝ち抜くためにも、ぜひ検討していただきたい。
ちなみに我が家では、最高の「防蚊戦士」を保有しています。「金魚」です。
金魚を防火バケツに入れれば、またたく間にボウフラは絶滅します。天敵は、天敵をもって制す。「金魚」を飼っている家はぜひお試しを。
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