爽やかな風に誘われる5月。区内数ヵ所で、100人の子供たちと、母の日ワークショップを行いました。
母の日のプレゼントに、アクセサリーをつくろうという企画です。
作るのは、こちら(上写真)。
ブレスレットとお揃い使いできるペンダントです。
「おかあさんは、この色がすきなの」
「ぼくが作ったって言ったら、おかあさんビックリするよ〜!」
ビーズの通し順は伝えますが、子どもたちの好みでビーズを通してもらいます。
大きなビーズだけを先に通す子、じっと考えながら1つ1つゆっくり通す子。
こちらの保育園では、年長さんがアクセサリー作りにチャレンジしました。
先生たちと「おかあさんにはナイショでプレゼントしましょうね」と、約束したのだそうです。
「きれーい!かわいい!!」と声をあげる子供たちをみて、「みんな、自分も欲しい!」って言いませんか?と園長先生にお聞きしたところ、「いいえ。こういう時はね、おかあさんの顔を思い浮かべて、おかあさん、おかあさんって、もうおかあさんのことばっかりになるんです。どんな風に渡そうかな、よろこんでくれるかなって、それだけ。だから、自然とガマンできるみたいです。」と仰っていたのが印象的でした。
出来上がったら、おかあさんへメッセージカードを書きます。カードいっぱいに大好きなお花や乗り物の絵も添えて。
ちいさなおててで作り上げた愛情いっぱいのプレゼントは、つくった子供たちも、プレゼントしてもらったおかあさんも、嬉しい時間を過ごしたようです。
相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら手を動かす時間は、子どもも大人も嬉しいものですね。
手から、手へ。
モノづくりを通して、人と人とがつながっていく…。荒川区にちいさな笑顔を、少しずつ増やしていきたいです。
読者コメント